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9月25日(月)
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難病ニュース(2009年)

  • ドーパミンを測定する電極開発、パーキンソン病治療へ(日経産業・09/2/27)
  • 順天堂大学北沢茂教授と慶応義塾大学のチームは、サルやヒトの脳で放出される神経伝達物質「ドーパミン」をリアルタイムで測定する電極針を開発しました。電流の量で化学物質を検出する「ボルタメトリー」という方法で、電極針周囲のドーパミン量をこれまでの方法より安全に正確に測ることができます。
    患者さんの脳内のドーパミン量を測定することで投薬などの治療に役立ちます。

  • 嚥下障害の患者も楽しめるフランス料理を創作(読売(YOMIURI ONLINE)・09/2/14)
  • パーキンソン病の半数、脳卒中の後遺症などで併発する嚥下障害(食べ物をうまくのみ込めない)の患者さんに楽しんでもらおうと、大阪市北区のリーガロイヤルホテルが特製のフランス料理を創作しました。ハンバーグやスモークサーモンなど、味も見た目も通常の料理と遜色がなく、今後、通常メニューに加えることも検討しているそうです。

  • 神経変性疾患の原因に関連するタンパク質を特定(日経産業・09/2/2)
  • 東京大学の三浦正幸教授の研究グループは、年をとってからアルツハイマーなど神経変性疾患が発症する仕組みを説明できるタンパク質を突き止めました。
    神経変性疾患の原因とみられる異常タンパク質は、プロテアソームという酵素が分解します。この酵素を作るのにRpn11というタンパク質が必要です。老化に伴ってRpn11が作られなくなるとタンパク質分解機構の機能が低下して、神経変性が見られることをショウジョウバエを用いた研究で明らかにしました。

  • 筋力が衰えるALSでも弾けるギターを患者と開発へ、湘南工科大(産経(MSN産経ニュース)・09/2/2)
  • 湘南工科大が、全身の筋力が急速に衰える難病のALS(筋委縮性側索硬化症)でも演奏できるギターの開発に取り組んでいます。同大で非常勤助手を務めるALS患者さんが協力しています。ALS患者さんでも使えるパソコンと同じように、顔のしわを動かしてセンサーに反応させ、センサーが弦の上に取り付けた特殊な機械を操って奏でるギターを考えているとのことです。

  • 1型糖尿病患者の患者団体、研究費を助成(読売・09/1/30夕)
  • 「1型糖尿病」(IDDM)の患者団体の「日本IDDMネットワーク」は、糖尿病の根治療法を開発するために、会員らから集まった寄付金で研究費の助成を行うことにしました。約200万円を大阪大と徳島大などの二つの研究グループに助成します。国内では患者団体による研究費助成は珍しいケースです。

  • 難病の患者・家族を支援するNPO法人が京都で発足(読売(YOMIURI ONLINE)・09/1/24)
  • 治療法が確立されていない難病の患者・家族を支援するNPO法人「希少難病患者支援事務局」が京都で発足します。難病に対する社会の理解を深めていこうと「遠位型ミオパチー」の患者さんらが中心になって立ち上げました。
    特定疾患の指定を求めたり、難病患者同士が交流する場を設けます。またボランティアを募り、患者の望むレクリエーションを実現できるようにします。

  • 多発性硬化症、神経再生不良の原因を解明(読売・09/1/23夕)
  • 慶応大医学部の中原仁講師らは、「多発性硬化症」患者における神経の再生不良の原因を解明し、国際医学誌「ジャーナル・オブ・クリニカルインベスティゲーション」の1月号に発表しました。
    多発性硬化症では、神経を覆っている「さや」が壊れて、電気信号が伝わりにくくなります。「さや」が傷つくと、オリゴデンドロサイトという細胞が成長して傷が修復されます。しかし多発性硬化症では、自然な再生ができません。
    中原講師らは、オリゴデンドロサイトの成長を妨げる「TIP30」という分子が、病変部分で異常に増えていることを発見しました。この分子を抑制する薬が開発されれば治療につながる可能性があります。

  • 炎症性腸疾患治療薬、第三相臨床試験開始(日経産業・09/1/23)
  • 武田薬品工業は、子会社の米ミレニアム・ファーマシューティカルズが創製した、α4β7インテグリン阻害薬「ベドリズマブ」について、炎症性腸疾患を対象とした第三相臨床試験を開始しました。
    インテグリンとは、細胞接着分子と呼ばれるタンパク質のひとつで、白血球やリンパ球などの細胞表面に存在し、他の細胞への接着や他の細胞との情報伝達に関与しています。ベドリズマブは、α4β7インテグリンに特異的に結合するヒト化抗体です。

  • 抗てんかん剤をパーキンソン病治療へ(日経産業・09/1/22)
  • 大日本住友製薬は、パーキンソン病治療剤「トレリーフ」(一般名:ゾニサミド)の製造販売承認を取得しました。ドーパミンの放出を促進し、ドーパミンを分解する酵素の働きを阻害する作用を持ちます。もともとゾニサミドは大日本製薬が創製した化合物で、抗てんかん剤として使われていました。

  • 福島医大、心アミロイドーシスの治療法を世界で初めて発見(福島民友新聞(minyu-net)・09/1/19)
  • 福島医大の内科学第一講座らのグループが、不整脈を引き起こす難病の「心アミロイドーシス」の治療法を世界で初めて発見しました。
    心アミロイドーシスは、血液のがんでつくられる異常なタンパク質、アミロイドが心臓に沈着することで、心臓の機能が低下することで引き起こされます。
    治療法は、あらかじめ心臓に除細動器を埋め込み、不整脈による突然死を予防します。その後、骨髄腫治療のために抗がん剤を点滴で大量投与し、骨髄腫を治すことで原因物質のアミロイドの発生を抑えました。その結果、心臓機能が回復することを発見したものです。

  • 持田製薬、潰瘍性大腸炎治療薬の開発販売権を取得(日経産業・09/1/19)
  • 持田製薬は、このたびシャイア社(アイルランド)と、潰瘍性大腸炎治療剤「リアルダ」(一般名:メサラジン)に関するライセンス契約を締結し、日本における独占的開発・販売権を取得しました。
    既存の潰瘍性大腸炎治療薬は一日複数回の服用が必要ですが「リアルダ」は、1日1回の経口投与で済みます。

  • パーキンソン病治療薬、年内に第三相臨床試験へ(日経産業・09/1/16)
  • 協和発酵キリンは、抗パーキンソン剤 KW-6002(一般名:イストラデフィリン)について、第三相臨床試験を2009年中に国内で実施することを決定しました。
    KW-6002は神経の伝達に関係するアデノシンA2A受容体の働きに作用して神経伝達物質のバランスが崩れることを防ぎます。既存のレボドパ製剤と併用し、同剤の効き目を高め、副作用を抑える効果も期待できます。

  • 希少疾病向けの治療薬、中堅製薬会社が開発強化へ(産経・09/1/12)
  • 中堅の製薬会社が患者数が少なく、治療薬開発が遅れがちな疾病向けの製品開発を強化します。
    協和発酵キリンは、免疫細胞ががん化して感染症にかかりやすくなるウイルス性白血病の治療薬を開発します。持田製薬は呼吸困難やひどいめまいを招く肺動脈高血圧の治療薬を開発します。それぞれ2009年に薬効を評価する臨床試験を始め、2013年の発売を目指します。テバ・ファーマスティカル・インダストリーズも多発性硬化症の治療薬「コパキソン」の治験を開始する予定です。

  • 筋ジストロフィー患者の遺伝子情報をデータベース化(産経・09/1/12)
  • 国立神経・精神センターに、筋ジストロフィー患者の遺伝子情報をデータベース化する患者登録センターが設立されます。治療のための全国的な遺伝子データベースは日本で初めてです。日本筋ジストロフィー協会とも協力しますので、患者団体が主体的に遺伝子情報データベースをつくるのも日本で初めてのことです。
    将来的にはヨーロッパの遺伝子情報ネットワークともリンクする予定です。このことで世界的の最新的治験に日本の患者が参加でき、海外では使用できるのに日本では承認が遅れて使用できない「ドラッグ・ラグ」問題が、筋ジストロフィー患者においては解消できるかもしれないとのことです。

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