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8月20日(月)
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基本用語集

  • 圧較差
  • 大動脈と左室の間の圧の差です。
  • 異常Q波
  • 心電図のQ波が、幅が0.04秒以上か、振幅がR波の1/4以上の時、これを「異常Q波」といいます。
  • 陰性T波
  • 心電図のT波は通常、基線に対して上に凸として表れますが、陰性T波では下向きの凸になっています。
  • ST-T異常
  • 心電図の描く波形は、P波から始まって、順番にQ波、R波、S波、T波、U波、と名づけられています。S波からT波にかけての部分を ST分節といい、このSTの部分と、T波の所までに異常が見られることを「ST-T異常」といいます。心室の拡大によって、左、右の心室の刺激伝導時間に大きな差異があると、ST分節は基線からずれます。
  • a波
  • 心臓カテーテル検査の一つである「心内圧測定」で、左室圧の波形にあらわれる心房波をいいます。
  • カラードプラ法
  • 超音波診断法の一つであるドプラ法が進化したもの。カラードプラ法では血液が手前に流れてくれば赤い色で表示され、遠ざかっていく場合には青い色で表示されるため、血流の様子がはっきり観察できます。モザイクシグナルは高速の血流がある時みられます。
  • 脚ブロック
  • きゃくブロック。右脚や左脚を通過する電気刺激を部分的、あるいは完全に遮断する伝導障害の1つの型です。
  • QRS幅の延長
  • 心電図のP波に続く下向きの波をQ波、次の上向きの波をR波、これに続く下向きの振れをS波といい、これらQRS波形は心室の興奮で発生します。QRS幅が0.12秒、即ち3mm以上である時、心筋の障害が存在することとされています。
  • 原発性心内膜線維弾性症
  • 心内膜の弾性線維・膠原線維の増生による肥厚のため、重篤な心不全を呈する疾患です。本症の多くは新生児・乳幼児期に左心不全症状により発症します。胸部X線では、著明な心拡大、左房・左室拡大、肺うっ血像をみます。本症の予後は一般に不良で、半数以上の症例は1年以内に死亡しますが、一部の症例では抗心不全療法によく反応し寛解することがあります。
  • 膠原病(結合組織病)に伴う心筋疾患
  • 膠原病では一次的心病変として、全身性エリテマトーデスでのLibman-Sacks心内膜炎、心筋炎、冠動脈炎、心膜炎、強皮症の心筋線維症、冠動脈病変、肺高血圧、慢性関節リウマチでの心内膜炎、肉芽腫性心筋炎、多発性筋炎・皮膚筋炎の心筋炎・線維症、結節性動脈周囲炎の冠動脈炎などが知られています。多発筋炎では房室伝導障害が初発症状で、強直性脊椎炎では中年男性の大動脈弁閉鎖不全として現れます。
  • 左室内腔
  • 左心室内部の空洞のこと。
  • 左室流出路
  • 左心室の出口です。
  • 左側高電位
  • QRS波は心室の電気的興奮を反映する波。左心室が拡大すると、心電図の左室側誘導(第1、aVL、V5、V6の各誘導)においてR波の増高が示されます。
  • 左房負荷
  • 心電図のP波は心房の電気的興奮を反映する波。正常では右心房・左心房ともほぼ同時に収縮するため単一の波として記録されます。しかし、拡張型心筋症で左心房内の血液容量が増加すると、第1、第2誘導のP波の幅が0.12秒以上に広くなり、ピークが2つになったりします。また、V1、V2誘導のP波の波形は+と-の2つのピークを持つ形になり、P波の終わる部分の-部の幅は0.04秒以上に、深さは1mm以上になります。
  • 産褥心
  • 心疾患の既往のない健康な女性が、妊娠後期から産褥期の間に原因不明の心不全を生じる病態の総称。ウイルス感染や胎児・胎盤に対する自己免疫反応などが原因としてあげられていますが、未だに詳細は不明です。適切な治療が施されれば改善する例が多いのですが、なかには重症化して死亡する症例も存在するため、注意が必要です。
  • 常染色体優性遺伝
  • 父方(Aa)と母方(Bb)の遺伝子の組み合わせをAB、Ab、aB、abとした時、常染色体Aに原因遺伝子があり、AB、Abの組み合わせに形質の発現がみられる時、常染色体優性遺伝といいます。この場合発現に性差は関係なく、50%の確率で発症します。
  • 心筋逸脱酵素
  • 心筋内で働いている酵素が組織障害によって血液中に流出したもの。
  • 心筋炎
  • 心筋が局所的もしくはびまん性に炎症性変化を示した状態をいいます。多くは急性の経過で発症しますが(急性心筋炎)、まれに慢性の経過で進行する患者さんもいます(慢性心筋炎)。
    コクサッキーやエコーなどのウイルス、細菌などの病原微生物の感染が原因になることがありますが、原因のわからない特発性の場合も多くみられます。また、膠原病(こうげんびょう)などの全身性疾患に伴う心病変としても起こることがあります。
  • ナトリウム利尿ペプチド
  • ANPは心房で、BNPは心室で合成され、血管拡張作用やナトリウム利尿作用があり、心不全になると多く生産されます。
  • 心室頻拍
  • 不整脈の一種。心室に異常な電気刺激が発生し、これが心室の中を旋回することによって脈拍数が突然上昇することをいいます。
  • 心尖
  • 心臓は下向きに尖った形をしていますが、その尖端部を「心尖」といいます
  • 心尖拍動
  • 心臓が収縮する際に心尖部が胸壁にぶつかり、胸壁に拍動が伝わりこれを「心尖拍動」といいます。
  • 心房細動
  • 心房の拍数が全く不規則、かつ高頻度になる状態で、毎分400以上、多くは450~600になります。病態としては虚血性心疾患、高血圧性心疾患、弁膜症、肺性心や甲状腺機能亢進症などに多く見られます。心房細動は心房の収縮力不足を招き、心室拍数が高頻度になると心収縮力の低下につながります。また、血栓・塞栓症が合併しやすくなるので、ワルファリンなどの服用が必要になります。
  • 僧帽弁前尖収縮期前方運動(SAM)
  • 左室流出路狭窄の存在を示唆する心エコー図所見の一つです。
  • 中隔性Q波
  • 心室の初期興奮は、(1)心室中隔下部で左室側から右室側への興奮、(2)左室前側壁で内膜側から外膜側への興奮、で決定されます。(1)>(2)の時、側壁誘導で小さなQ波が形成されますが、これを「中隔性Q波」といいます。
  • ドプラ法
  • 超音波診断法の一つ。ドプラ効果を利用して心臓の弁運動や血流を測定します。
  • 内分泌性心疾患
  • 内分泌腺(主にホルモン)の疾患によって心臓病になることをいいます。
  • 乳頭筋
  • 心臓の心室にある円錐形の筋肉。腱で房室弁とつながっています。
  • 肺性心
  • 肺性心とは、肺の病気が原因で肺での血液の流れが悪くなり、肺へ血液を送り出している右心室に負担がかかって、右心室が大きくなったり(右室拡大)、右心室のはたらきが悪く(右心不全)なったりする病態をいいます。
  • Hurler症候群
  • ハーラー症候群。リソソーム酵素であるα-L-イズロニダーゼの欠損によってリソソーム中にデルマタン硫酸やヘパラン硫酸が蓄積することにより引き起こされる「ムコ多糖症1型」の重症型(1H型)をいいます。
  • パルスドプラ法
  • 超音波診断法の一つであるドプラ法が進化したもの。送信、受信を同じ素子で行い、一方向に間欠的に送受信します。受信信号に時間情報が含まれていることから、位置情報も得ることができます。
  • Hunter症候群
  • ハンター症候群。リソソーム酵素であるイズロン酸-2-スルファターゼの欠損によってリソソーム中にグリコサミノグリカン(GAG)が蓄積することにより引き起こされる「ムコ多糖症2型」の別名です。
  • Fabry病
  • ファブリー病。細胞内リソソーム(ライソゾーム)の加水分解酵素の一つである「α‐ガラクトシダーゼ(α-GAL)」という酵素の遺伝的欠損や活性の低下により起こる疾患です。この酵素は「GL-3(グロボトリアオシルセラミド、別名セラミドトリヘキソシド:CTH)」という糖脂質を分解する働きを持ちますが、その活性が不十分だと分解されなかったGL-3が徐々に全身の細胞や組織、臓器に蓄積し、やがて疼痛を含む神経症状、被角血管腫、角膜混濁、心機能障害、腎機能障害など、さまざまな症状を引き起こします。
  • ヘモクロマトーシス
  • 鉄の代謝異常による疾患であり、全身の臓器に鉄が過剰に沈着して臓器障害をきたす病気です。
  • Pompe病
  • ポンペ病。ライソゾームにあってグリコーゲンを加水分解する酵素「酸性マルターゼ(a-グルコシダーゼ)」が欠損し、筋肉や臓器にグリコーゲンが溜まって障害を起こす病気です。
  • 連続波ドプラ法
  • 超音波診断法の一つであるドプラ法が進化したもの。送信、受信の別々の素子で超音波を一方向に連続的に送受信することにより、高速の血流を測定します。これにより、弁の逆流や狭窄部分の圧較差が推定できます。
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