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2月24日(土)
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くすり

  • (1)暗順応改善薬
  • ヘレニエン
    ヘレニエンは網膜の代謝を促し、網膜色素変性にともなう視野狭窄や夜盲を改善します。副作用としては、下痢、軟便、全身倦怠感、頭部圧迫感などがおきたり、まぶしく感じることがあります。日本では保険適応が承認されていますが、効果は証明されていません。

    ビタミンA
    ビタミンAには網膜の暗順応を高める作用や、粘膜の乾燥・変性・角化・損傷などを改善して病気に対する抵抗力を高める作用、表皮の新陳代謝を促して皮膚の角化を改善する作用などがあります。なお、エトレチナート製剤またはトレチノイン製剤の投与を受けている人は使用ができません。
    また、妊婦さんへの投与も注意が必要です。過剰摂取や長期使用すると、ビタミンA過剰症状(神経過敏、頭痛、食欲不振、嘔吐、脱毛、かゆみ、四肢の痛み、骨痛、関節痛など)が現れることがあります。
    ※エトレチナート…乾癬や魚鱗癬といった重い角化症の治療薬。
    ※トレチノイン…抗がん剤の一種。急性前骨髄急性白血病細胞の増殖を抑えるといわれています。
  • (2)末梢循環改善剤
  • カリジノゲナーゼ
    脳や四肢の末梢血管を広げてその血流量を増やし、末梢循環障害を改善する循環器系の薬ですが、網脈絡膜の循環障害や更年期障害の治療にも使われます。尚、脳出血直後など新鮮出血がある人には使用できません。副作用としては、胃部不快感、吐き気、嘔吐、熱感、食欲不振、上腹部痛、下痢、便秘、過敏症(発疹)などがおこることがあります。

    酢酸トコフェロール
    ビタミンE剤。末梢の血行を促すとともに血小板の粘着・凝集機能を抑えて血液循環を改善する作用や、血管壁を強化する作用、内分泌系に働いてホルモンの生成機能を調整する作用、過酸化脂質の生成を抑える作用などがあります。
    なお、副作用として胃部不快感、下痢、便秘などがおこることがあります。
  • (3)末梢神経障害改善剤
  • メコバラミン
    ビタミンB12剤。ビタミンB12は神経の修復、再生に関与する物質で、障害を受けた神経組織を修復し、感覚機能や運動機能を回復させます。使用にあたっては、胃部不快感、食欲不振などがおこることがあります。
  • (4)黄斑浮腫の薬剤
  • 炭酸脱水酵素 阻害剤 
    体内の水分により腫れる症状、浮腫に対して、水が再吸収されにくくなるようにして、余分な水分を尿へ送りこむことで、浮腫を改善する薬です。
  • (5)現在開発中の薬剤
  • イソプロピルウノプロストン
     日本発・世界初の網膜色素変性治療薬である薬剤が開発中です。成分はイソプロピル・ウノプロストンで、機能性脂肪酸ウノプロストンの働きを応用したドコサノイド化合物。中心部網膜感度を改善することにより、視力の悪化を遅らせます。
     ウノプロストンは、上野隆司博士が1980年代初めに発明した機能性脂肪酸の一群で、眼圧下降作用がありプロスタグランジンが本来もつ多彩な全身副作用をほぼ分離した化合物です。
     網膜色素変性の治療薬としては現在第2相臨床試験まで完了しており、眼底網膜中心部の網膜感度が悪化する患者の数を有意に減らすことが判明しています。
     2013年4月にも第3相臨床試験に着手する予定で2016年度の承認、発売を目指しているそうです。
     また、東北大学とイソプロピル・ウノプロストンの薬剤送達システム(DDS)を共同研究しています。
     東北大が開発したのは、強膜(白目)の上に置くだけの経強膜DDSで、このカプセルの中にイソプロピル・ウノプロストンを封入し、一定の時間をかけて薬剤を放出させることで患者の頻回の点眼の手間を省けます。
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