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10月21日(日)
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くすり

  • L-ドパ
  • 脳でドパミンに変化し、不足しているドパミンを増やします。一般的にL-ドパに脳以外で代謝する酵素の働きを抑える物質「DCI」を加えた「L-ドパ・DCI合剤」が使われます。L-ドパ・DCI合剤には、「L-ドパ/カルビドパ合剤」と「L-ドパ/ベンセラジド合剤」の2種類がありますが、効力の差はほとんどありません。妊婦や授乳期の女性には使用することはできません。服用期間が長くなると、症状の日内変動や体が勝手にくねくね動く「ジスキネジア」という現象が起こります。
  • ドパミンアゴニスト
  • ドパミンは大脳の神経細胞にある受容体と結合することによって作用しますが、ドパミンアゴニストはドパミンの代わりにその受容体に直接結合して刺激を与え、ドパミンと同じような働きをします。副作用としては、消化器症状、眠気、幻覚などがありますが、減量、服用の中止、副作用を抑える薬の併用で軽減することができます。また、病的賭博、異常購買行動、性衝動亢進といった衝動制御障害の報告もあるので、このような徴候が見られたら主治医にすぐ相談して投薬量を調整するようにして下さい。
    ドパミンアゴニストは麦角系、非麦角系の2種類があります。

    ・ブロモクリプチン
    麦角系。効き目はやや劣るものの重大な副作用が少ないため、他のドパミンアゴニストが使えない患者さん向きです。

    ・ペルゴリド
    麦角系。運動症状の改善効果が大きい一方で、副作用として心臓弁膜症の発現率が高いので、定期的に心臓の超音波検査をして、重症化していないか観察する必要があります。

    ・カベルゴリン
    麦角系。作用時間はドパミンアゴニスト最長。副作用として心臓弁膜症の発現率が高いので、定期的に心臓の超音波検査をして、重症化していないか観察する必要があります。

    ・タリペキソール
    非麦角系。効き目はやや劣るものの、心臓や血管系への副作用は小さいです。

    ・プラミペキソール
    非麦角系。運動症状の改善効果大。うつ状態や喜びの消失についても効果あり。心臓弁膜症などの副作用は小さいものの、眠気や突発性睡眠を引き起こすおそれがあります。

    ・ロピニロール
    非麦角系。効き目はやや劣るものの、眠気などの副作用はやや少ない。とはいうものの運転や機械の操作は避けるべきです。
  • 補助薬
  • ・MAO-B阻害薬「セレギリン」
    MAO-B阻害薬(モノアミン酸化酵素B阻害薬)のセレギリンは、脳内でモノアミン酸化酵素Bによってドパミンが分解されるのを抑える薬です。L-ドパと併用することにより、L-ドパの効果を強め、その使用量を抑えることができます。妊婦に対してはリスクがあり、授乳期の女性には用いられません。

    ・COMT阻害薬「エンタカポン」
    COMT阻害薬(カテコール-O-メチル転移酵素阻害薬)のエンタカポンはL-ドパの脳以外での臓器での代謝を抑え、L-ドパの効果の持続に寄与する薬です。L-ドパと併用することにより、L-ドパの作用時間が延び、その使用量を抑えることができます。ジスキネジアや吐き気といった副作用が見られ、妊婦に対してはリスクがあり、授乳期の女性には用いられません。

    ・アマンタジン
    神経細胞に作用してドパミンの放出を促します。運動症状の改善効果は弱いものの即効性があり、嚥下障害やジスキネジアの改善にも効果があります。腎機能が低下している患者さんの場合、体に薬が蓄積されて、消化器症状や精神症状が出やすくなります。妊娠期、授乳期の方には使用できません。

    ・抗コリン薬
    脳内におけるアセチルコリンの活動を抑え、ドパミンの作用を出やすくします。長期の服用によって脳にアルツハイマー病に見られる老人斑が増えるという報告があり、高齢者や認知障害の患者さん向きではありません。妊婦に対してはリスクがあり、授乳期の女性には用いられません。

    ・ドロキシドパ
    進行期に出現するすくみ足、姿勢反射障害を改善します。幻覚、妄想、消化器症状が出ることがありますが、軽微なものが多いです。妊娠期、授乳期の方には使用できません。

    ・ゾニサミド
    パーキンソン病では神経伝達物質ドパミンが減少することにより、運動障害が現れますが、ゾニサミドはドパミン合成を促進させる作用により、運動障害を改善します。もともとはてんかんの薬ですが、少量(25mg)を朝1回服用することにより、ウェアリングオフのオフ時間が短くなることがあります。またオン時の症状も多少改善することがあります。

    尚、嚥下障害を抱えている患者さんには、薬の飲み込みをよくする「嚥下ゼリー」がおすすめです。
    株式会社龍角散「嚥下補助ゼリー<レモン味>」
    http://www.ryukakusan.co.jp/seihin/sonota/s_itiran.html#c
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