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4月26日(木)
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くすり

  • 1.TRH製剤
  • 「タルチレリン水和物」
    脊髄小脳変性症による運動失調を改善する内服薬です。
    脊髄小脳中枢にある神経伝達物質の産生・遊離・代謝を促進して、種々の運動失調を改善します。また、下垂体の甲状腺刺激ホルモン(TSH)の分泌刺激作用やそれによる血中の甲状腺ホルモン(T3)の上昇作用もあります。尚、使用にあたり、腎障害の方、妊娠中、授乳中の方は、特に注意を要します。

    「プロチレリン酒石酸塩水和物注射液」
    脊髄小脳変性症による運動失調を改善する注射液です。
    通常、1日1回0.732~2.92mg(プロチレリンとして0.5~2mg)を筋肉内又は静脈内に注射しますが、重症例には2.92mg(プロチレリンとし2mg)を注射します。2~3週間連日注射した後に、2~3週間の休薬期間をおきます。以後、これを繰り返すか、週2~3回の間歇注射を行います。静脈内注射の場合は、生理食塩液、ブドウ糖注射液又は注射用水5~10mLに希釈して、徐々に注射します。
  • 2.抗痙縮薬
  • 「エペリゾン塩酸塩」
    反射性の筋肉の収縮を抑え、筋肉の緊張を弛緩する作用があります。腰痛、頸肩腕痛、関節の炎症に伴う筋肉のこわばりや、痛みの治療に用いられます。軽い鎮静・催眠作用や血液の流れをよくする作用があることから、脳血管障害、外傷後遺症などに用いられます。
    副作用として、発疹や、重い皮膚粘膜眼障害を伴う過敏症状、吐き気、食欲不振などが起こったり、脱力感、眠気、ふらつきなどがあらわれたりすることがあります。飲むと眠くなるので、車の運転や危険な作業は控えましょう。

    「バクロフェン」
    筋肉のけいれん性の収縮を抑えて、筋肉のこわばりをとって弛緩する作用や、鎮痛作用などがあるため、脊髄反射が亢進して起こる、筋肉のけいれんが引き起こす運動麻痺を改善します。脳卒中後遺症、脳血管障害、脳性麻痺、脊髄損傷、脳性疾患などに用いられます。
    副作用として、発疹などの過敏症状、吐き気、胃の不快感などが起こることがあります。眠気、頭痛、しびれ、ゆううつ感、不眠、舌のもつれ、尿失禁などが起こることもあります。

    「チザニジン塩酸塩」
    中枢神経に働いて筋肉の緊張を緩める作用があり、また筋肉の痛みをやわらげる作用もあることから、腰痛や頸肩腕痛に用いられたり、脳の障害や脊髄の損傷による麻痺の治療にも使われたりします。
    副作用としては眠気、頭痛、めまい、ふらつきなどを感じたり、吐き気などの胃腸症状が起こったりすることがあります。服用初期に急激な血圧低下が現れることがあります。抗うつ薬のマレイン酸フルボキサミンまたは抗生物質のシプロフロキサシンを服用中の方や重い肝障害の方には、この薬の服用を禁じられています。飲むと眠くなるので、車の運転や危険な作業は控えましょう。

    「アフロクアロン」
    脳脊髄神経系が障害された時におこる、筋肉の緊張状態をやわらげて、筋肉をほぐす作用があります。また軽い鎮痛消炎作用もあり、頸肩腕痛、腰痛、脳性麻痺、脳卒中の後遺症、脊髄麻痺、そのほか脳脊髄疾患などによる四肢の筋肉の緊張をほぐすために用いられます。ときに、ふらつき、めまい、頭痛、ねむ気、脱力感、発疹、吐き気、食欲不振、胃の不快感などがおこることがあります。飲むと眠くなるので、車の運転や危険な作業は控えましょう。

    「ダントロレンナトリウム水和物」
    筋肉の緊張を解く作用があり、脳性麻痺、脳卒中後遺症、外傷後遺症、脊髄麻痺、スモン、全身こむら返り病などの場合の、筋肉のこりや運動障害を緩和します。
    尚、めまい、ねむ気、疲労感、不眠、興奮を感じたり、発疹などの過敏症状、肝臓障害、下痢、食欲不振などが起こることがあり、重い副作用として胸膜炎の報告があります。また、長期連用により、赤血球数の減少が現れることがあります。飲むと眠くなるので、車の運転や危険な作業は控えましょう。
  • 3・昇圧剤
  • 「アメジニウムメチル硫酸塩」
    体内で血圧を上げる働きをしているノルエピネフリンというホルモンが、末梢組織で壊されるのを防ぎ、ノルエピネフリンの血圧上昇作用を持続させます。その働きで、体質的に血圧の低い本態性低血圧症の方や、急に立ち上がったときに血圧が下がりすぎてしまう方や、人工透析時に低血圧が起こりやすい方に用いて、血圧を安定させ、維持するのに効果があります。ノルエピネフリンの作用の持続効果で動悸、のぼせ、頭痛などが起こることがあります。

    「ミドドリン塩酸塩」
    末梢の血管を収縮させる作用があり、低すぎる血圧を上昇させます。この薬の作用は緩やかで、効きめが持続的です。ときに、頭痛、発汗、ほてり、吐き気、腹部膨満などが起こることがあります

    「ドロキシドパ」
    この薬は、交感神経に作用して、すくみ足や立ちくらみを改善するほか、起立性低血圧を伴う血液透析患者のめまい、ふらつき、立ちくらみ、倦怠感、脱力感に対する効果があります。ときに、むかつき、胸部不快感、ほてり、精神神経症状(不安、神経過敏、不随意運動など)などが起こることがあります。

    「ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩」
    この薬は末梢の血管の収縮力を高め、血圧の低下を防ぎます。脳血管の緊張が低下して過度に拡張して起こる片頭痛には、脳血管を緊張させて、痛みをやわらげます。副作用として発疹などの過敏症状、吐き気、胸やけ、食欲不振、ねむ気、めまい、動悸、手指の冷感などが起こることがあります。また、末梢血管障害、狭心症の症状がまれにありますので、狭心症の患者には使用できません。また重い肝障害、妊娠中の方にも用いません。

    「エチレフリン塩酸塩」
    末梢血管の抵抗力を高めて、血圧を上げるように作用します。また、心臓の収縮力を高める作用があるので、心臓からの血液の拍出量が増し、血液循環がよくなって血圧が上がります。網膜の血行障害にも用いられます。ときに、発疹などの過敏症状、動悸、不眠などが起こることがあります。

    「フルドロコルチゾン酢酸エステル」
    副腎皮質ホルモンのうち、とくにナトリウム、カリウムなどの塩類の代謝作用をもったホルモン系の製剤です。アジソン病などのような、塩類代謝系のホルモンの産生が障害されて、慢性的に欠乏した状態に、その補給の目的で用います。必要以上に長く続けて服用しているとホルモン過剰症を生じ、塩類代謝作用のいきすぎから浮腫、高ナトリウム血症、低カリウム血症、血圧上昇を来し、さらにこのホルモンにも一部ある糖代謝系ホルモンの作用も出て、肥満症、糖尿病、感染症なども引き起こしたり、骨折しやすくしたり、精神状態が不安定になったりすることがあります。
  • 4.尿の失禁対策
  • 「オキシブチニン塩酸塩」
    膀胱の筋肉に直接働いて筋肉を弛緩させる作用と、膀胱を支配する神経に対する作用があるので、さまざまな原因で起こる尿失禁や、頻尿などの症状を改善します。
    副作用として口やのどの渇き、下痢や眠気などが起こることがあります。前立腺肥大などで排尿が困難な方では、症状が悪化することがあります。飲むと眠くなるので、車の運転や危険な作業は控えましょう。

    「フラボキサート塩酸塩」
    膀胱の運動を刺激して収縮性を減退させ、頻繁に起こる尿意を抑えるもので、神経性頻尿、前立腺炎、膀胱炎などによる頻尿、残尿感に用いられます。
    副作用として胃の不快感、発疹などの過敏症状、眠気、頭痛、めまい、まれにショックなどが起こることがあります。

    「プロピベリン塩酸塩」
    頻尿や失禁を抑えます。膀胱の筋肉の収縮を直接抑える作用と、抗コリン作用といって、副交感神経の興奮を抑える作用の両方の作用によって、膀胱に尿がたまっても膀胱が収縮反応を起こしにくくなります。
    副作用としては排尿を抑える薬なので、前立腺肥大症で尿が出にくい方は排尿が一層困難になることがあります。ときに横紋筋融解症、皮膚粘膜眼症候群、不整脈、肝障害などの重い副作用が現れることがあります。またこの薬が持つ副交感神経抑制作用のため、目の調節障害や急性緑内障発作、口の渇き、眠気、便秘などが起こることがあります。日中の車の運転は避けましょう。また、常習の便秘、前立腺肥大のある方、血圧の高い方は、そのことを医師に話しましょう。
  • 5.尿が出づらい時
  • 「ジスチグミン臭化物」
    コリンエステラーゼはアセチルコリンを分解する酵素ですが、この薬はその酵素の活性を抑えることによって、アセチルコリンの作用を強め持続させる作用があります。重症筋無力症は、アセチルコリンの作用が十分発揮されないために、神経の興奮が筋肉に伝わらず、筋力が損なわれ筋がなえてしまう病気ですから、抗コリンエステラーゼ剤を使うことによって筋力が復活します。内服、点眼とも重症筋無力症に使われるほか、内服は一部の排尿困難に、点眼は緑内障に用いられることがあります。
    ただし、内服は全身性の副交感神経興奮の症状、たとえば縮瞳、腹痛、下痢、排尿障害、また時に意識障害を伴うコリン性クリーゼを起こすことがあります。これらの症状の時は医師に相談してください。

    「プラゾシン塩酸塩」
    交感神経性のアルファ1受容体を遮断することによって、交感神経が支配する末梢神経の血管収縮を抑えます。これにより、末梢血管が拡張し、血圧が下がります。また、交感神経性アルファ1受容体により支配を受ける、下部尿路の平滑筋の収縮を抑えます。平滑筋が弛緩し、さらに前立腺内の圧が下がるので、前立腺肥大で排尿が困難になった方の排尿を助けます。
    副作用としてめまい、立ちくらみ、発汗、動悸、発疹などの過敏症状、鼻づまりなどが起こることがあります。まれに一過性の低血圧による失神、意識喪失、狭心症があらわれることがあります。

    「タムスロシン塩酸塩」
    前立腺肥大症などで尿が出にくくなった方の交感神経のアルファ1受容体を遮断して、ベータ受容体作用を増強することによって、高まった尿道の圧力を下げ、尿を出やすくします。血圧が下がる傾向があるので、過敏な人では急に立ち上がった時にふらついたり、吐き気などをもよおしたりすることがあります。
  • 6.パーキンソン症状の改善薬
  • 「レボドパ複合剤」
    この薬は、身体に入り脳に取り込まれてドパミンとなって不足を補い症状を改善します。他にはっきりした病気が原因としてあって、同様の症状を呈するものをパーキンソン症候群といい、やはりこの薬が用いられます。なお、幻想、幻覚、興奮、抑うつ、吐き気、食欲不振などが起こることがあります。

    「ペルゴリドメシル酸塩」
    ドパミンアゴニストの1種です。この薬は脳の中でドパミンの代わりに、ドパミンの作用点(受容体)に働いて、パーキンソン病における身体や手のふるえ、筋肉のこわばり、無動などの症状を改善します。吐き気、胃の不快感、胸やけ、食欲不振、便秘、口やのどの渇き、ふらつき、頭痛などが、また急激な血圧低下から一過性の意識障害、失神を起こすことがあります。重篤な副作用として幻覚や妄想、また間質性肺炎や心臓弁膜症などが起こるおそれがあります。

    「カベルゴリン」
    ドパミンアゴニストの1種です。作用時間がドパミンアゴニストの中で最も長いのが特徴です。

    「セレギリン塩酸塩」
    MAO-B阻害薬です。内因性のドパミンを分解する酵素を抑制することによって、パーキンソン病の症状を改善します。

    「アマンタジン塩酸塩」
    この薬は、脳細胞からドパミンが放出されるのを促すことによって、パーキンソン症候群の諸症状、嚥下障害、ジスキネジア、脳梗塞後遺症に伴う意欲・自発性低下を改善します。また、A型インフルエンザウイルス感染症にも用いられます。なお、めまい、頭痛、不安、興奮、口やのどの渇き、立ちくらみ、視力障害、排尿障害などが起こることがあります。

    「トリヘキシフェニジル塩酸塩」
    抗コリン薬です。副交感神経を抑制して、パーキンソン症候群によっておこる手のふるえ、筋肉がこわばって動かなくなるなどの症状をやわらげ、発汗、よだれ、不安、いらだちなどの症状を抑えます。口やのどの渇き、排尿障害、視力の調節障害、ねむ気などが起こることがあります。
  • 7.抗てんかん薬
  • 「フェニトイン」
    脳の中枢に作用してけいれんを抑制するので、てんかんのけいれん発作を抑え、てんかんに伴って起こる、精神神経症状を抑えます。奇形のおそれがありますので、妊婦、またはその可能性のある婦人には注意を要します。

    「フェノバルビタール」
    大脳の中枢を抑制するため、比較的強い催眠剤として使用します。同時に鎮静作用もあり、精神興奮、不安に用います。けいれんを抑える作用が強いので、てんかんやそのほかの筋肉のけいれんの発作を鎮める目的でも使います。眠くなったり、注意力がなくなったりしますので、危険な作業や車の運転は避けましょう。

    「クロナゼパム」
    脳の中枢に作用してけいれんを抑えることで、てんかんのけいれん発作やてんかんに伴って起こる精神神経症状を抑えます。眠気、ふらつき、運動反射機能の低下、肝障害、唾液の増加、食欲不振、発疹などの過敏症状が起こることがあります。とくに高齢者にみられます。

    「カルバマゼピン」
    脳の中枢に作用してけいれんを抑えるので、てんかんのけいれん発作を抑え、てんかんに伴って起こる、精神神経症状を抑えます。また、躁病の躁状態の抑制や三叉神経痛の痛みをとる目的でも用いられます。催奇形性のおそれがあるので、妊娠中、その可能性のある婦人の使用には注意を要します。

    「バルプロ酸ナトリウム」
    脳の中枢に作用してけいれんを抑えることで、てんかんのけいれん発作を抑えたり、てんかんに伴って起こる、精神神経症状を抑えたりすることができます。また躁病の躁状態を抑える時にも使われます。重い副作用として急性膵炎が現れることがあるので、激しい腹痛、発熱、吐き気、嘔吐などがあったときは医師の診察を受けてください。また、ある種の抗生物質(カルバペネム系)との併用では、この薬のてんかん抑制作用が弱まって、てんかんが起きるおそれがあります。感染症の時はこの系統の抗生物質を避けましょう。

    「ゾニサミド」
    脳の中枢に作用してけいれんを抑えることで、てんかんによるけいれん発作やてんかんに伴って起こる精神神経症状を抑えます。また、他の薬を使用しても十分な効果がないパーキンソン病に用いられることがあります。
    副作用として、眠気、運動能力、記憶力の低下、無気力、いらだちなどが起こることがあります。また肝障害や時には骨髄障害や横紋筋障害があらわれることがあります。尿路結石症、発汗減少に伴う熱中症などの副作用の報告もあり、他の抗てんかん剤と併用することで中毒症状が増すことがあります。
  • 8.ビタミンE製剤
  • 「トコフェロール酢酸エステル」
    ビタミンEには末梢血管の血行をよくしたり、補強したりする作用があります。そこで、末梢の血行障害や、動脈硬化症などに用いられます。また、組織の代謝を活発にして、組織に障害を与える過酸化脂質ができるのを抑える作用や、ホルモンを分泌する臓器の機能を調整する作用もあります。
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