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6月22日(金)
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基本用語集

  • 寛解(かんかい)
  • 症状が一時的にあるいは永続的に軽減、消失する状態をいいます。反対語は「増悪(ぞうあく)」です。
    寛解した状態から再度増悪した場合は「再燃(さいねん)」といいます。
  • 間質性肺炎(かんしつせいはいえん)
  • 肺は柔らかい小さな袋(肺胞)の集まりですが、間質性肺炎はこの肺胞を裏打ちしている壁やその周辺に炎症が起こり、細胞やコラーゲンなどが増加し壁が厚くなる病気です。そのために咳が出たり、酸素がうまく取り込めなくなって息苦しくなります。
  • 抗カルジオリピン抗体
  • 抗リン脂質抗体の一つです。抗カルジオリピン抗体の値が高い場合、抗リン脂質抗体症候群が疑われます。(「抗リン脂質抗体」、「抗リン脂質抗体症候群」の項を参照)
  • 抗2本鎖DNA 抗体
  • 全身性エリテマトーデスに特異的な自己抗体で、特に疾患活動期やループス腎炎で高値となります。
  • 抗リン脂質抗体
  • リン脂質は細胞膜の二重層を構成している成分ですが、それにはカルジオリピンをはじめいくつかの酸性リン脂質が含まれます。これに対する自己抗体は「抗リン脂質抗体」と呼ばれますが、具体的には抗カルジオリピン抗体の他、カルジオリピンと結合したベータ2グリコプロテインI(ベータ2GPI)と反応する抗体、β2GPIそのものと反応する抗体、ループス抗凝固因子などが含まれます。(「抗カルジオリピン抗体」、「抗リン脂質抗体症候群」の項を参照)。
  • 抗リン脂質抗体症候群
  • 各種抗リン脂質抗体には血液を固まらせる作用があるため、動脈や静脈に血栓ができて血管がつまり、脳梗塞や心筋梗塞などの臓器の梗塞をきたしたり、流産や死産の要因にもなったりします。これらはが抗リン脂質抗体症候群と呼ばれます。(「抗リン脂質抗体」の項を参照)
  • 漿膜炎(しょうまくえん)
  • 身体の中で内臓を包んでいる結合組織の薄い膜を「漿膜」といい、それが炎症を起こした状態を指します。SLEでは、心臓を包んでいる膜の炎症「心嚢炎」、肺を包んでいる膜の炎症「胸膜炎」、腹部を覆っている膜の炎症「腹膜炎」などがみられます。
  • 肺高血圧症
  • 心臓から肺に血液を送る血管(肺動脈)の末梢の小動脈の内腔が狭くなり、血流が妨げられて、肺動脈の血圧(肺動脈圧)が高くなる病気です。長期的には右心室の機能低下をもたらし心不全をきたします。
  • 梅毒反応偽陽性(ばいどくはんのうぎようせい)
  • 抗リン脂質抗体症候群に罹った患者さんが梅毒検査をすると、梅毒ではないのに一部の検査で陽性反応が出てしまうことがあります。これは、検査をする材料の中にカルジオリピンが含まれているために、患者さんの抗カルジオリピン抗体(抗リン脂質抗体の一つ)が反応してしまうことによります。(「抗リン脂質抗体」、「抗カルジオリピン抗体」の項参照)。
  • 肺胞出血
  • 肺を構成する肺胞の毛細血管からの出血。まれに間質性肺炎を伴うSLEで起こります。
  • ループス・アンチコアグラント(ループス抗凝固因子)
  • 全身性エリテマトーデスの患者さんから見つかった物質で、抗リン脂質抗体の一つです。検査の上では血液の凝固を抑制する作用として検出されますが、生体内では他の抗リン脂質抗体と同じように動脈や静脈の血栓を起しやすくする方に働きます。(抗カルジオリピン抗体、抗リン脂質抗体症候群の項、参照)
  • 円板状紅斑(円板状エリテマトーデス)
  • 皮膚に慢性的にみられる円板状の紅斑です。一部うろこ状になったり、紅斑の中心部が白く周りが色素沈着で黒ずんでみえることがあります。この紅斑は、急性の紅斑と同様に顔、耳、前胸部、四肢、手指などよく日光にあたるところにみられます。全身性エリテマトーデスの一つの症状としてみられることもありますし、内臓の病変を伴わずにこの紅斑のみがみられることもあります。この紅斑のみの場合には、円板状エリテマトーデスの病名で呼ばれ、生命予後が良好な病気として全身性エリテマトーデスと区別されます。
  • 新生児ループス
  • 全身性エリテマトーデスやシェーグレン症候群のお母さんから生まれた新生児に、全身性エリテマトーデスにみられる発疹や溶血性貧血、血小板減少、先天性に脈が乱れる心ブロックをみることがあります。これは、新生児ループス・エリテマトーデスといわれています。特に、抗核抗体の中の抗SS-A抗体や抗SS-B抗体を持っているお母さんから生まれた新生児にみられます。心ブロックは後遺症として新生児に長くみられますが、他の症状は生後約6ヶ月以内に消失します。
  • 薬剤誘発ループスエリテマトーデス
  • 痙攣を抑える薬や降圧剤、ある種の抗生物質、甲状腺の治療薬などの薬剤を使用していますと、全身性エリテマトーデスと同じような症状を見ることがあります。薬を中止しますと症状は消失します。これは薬剤誘発ループス・エリテマトーデスと呼ばれています。
  • ジャクー様関節炎
  • 全身性エリテマトーデスでは関節痛をきたしますが、関節リウマチのように変形をきたすことは稀です。しかし、時に関節リウマチと同じように手指が白鳥の首のように変形したり、外側に変位したりすることがあります。この場合、関節リウマチと異なり関節や骨の破壊はほとんどみられず、関節の周りの軟部組織や支持組織の障害で変形が生じているのです。これは、名付けた人の名前をとってジャクー様関節炎といいます。
    (参照;橋本博史「改訂新版・膠原病を克服する」2008、P144?155)、
         橋本博史「全身性エリテマトーデス臨床マニュアル 第2版」2012、P191-192)
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