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8月20日(月)
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医療機器

  • 検査
  • 腹部単純X線撮影
  • 初診、再燃を問わず、炎症性腸疾患の治療を開始するときにまず第一番に行われることが多い検査です。
    X線には物質を透過する性質があり、透過性の違いで小腸、大腸にガスが溜まっているかどうかを写すことができます。一般的には息を吐いた状態で撮影すると消化管内のガスは黒くみえ、骨は白く写ります。撮影体位は仰向けと、立った状態での撮影になります。造影剤を使わないX線撮影を、造影剤を使う造影X線写真に対比して単純X線写真と呼びます。
    クローン病では腸閉塞や腸管外合併症を、潰瘍性大腸炎では増悪時にみられる中毒性巨大結腸症の診断に有効です。
    物質を透過するからX線撮影時に衣服を着ていても良いと思い勝ちですが、繊維のシワが重なったりするとその影が写ってしまうこともあり、誤って病変部と思われるかもしれません。原則として脱衣や病院指定の検査衣を着て、検査を受けるようにしましょう。
  • 超音波エコー
  • 人間の耳には聞こえない高周波の超音波を体内に発射して身体の中を診る検査です。超音波は臓器や組織の境目で反射します。反射してきた超音波を画像として再構成して断面図を作成、その像を見て診断を行います。空気は超音波を通しにくいので、内側が空洞の胃腸などの臓器の観察には適しませんが、炎症性腸疾患では炎症により厚くなった腸管壁を計測することで炎症の評価を行うことができます。X線より安全な検査で、苦痛もなく、CTやMRIより費用が安いというメリットがあります。
  • 小腸造影検査
  • X線を通しにくい造影剤を使って行う画像検査です。造影剤があるところはX線が透過しないため白く写ります。そのため消化管の形態的異常や病変の検出ができ、病変範囲や深さがわかります。クローン病の場合、縦走潰瘍や、飛び石病変、狭窄などの所見が得られます。造影剤の注入方法によって経口法(口から飲む)と経管法(鼻からチューブを挿入)があります。チューブを使用すると造影剤と空気の、注入速度と量を調整することが可能です。
    検査台を倒したり患者さんに寝返りを打ってもらい、バリウムを粘膜面に薄く付着させて空気をいれて撮影する方法を「二重造影法」といいます。
    ダブルバルーン内視鏡が登場してきた昨今ですが、クローン病では狭窄や手術後の癒着により内視鏡挿入が難しいことがあり、造影検査は重要です。腸管ループの重なりをはずすため圧迫が必要になります。
    検査前夜には下剤を投与して腸内を空っぽにし、検査終了後は造影剤の排泄のため下剤を投与します。瘻孔がある場合は水溶性のヨード造影剤(ガストログラフィン)を使用し、穿孔が疑われる場合は造影検査は行いません。
  • 大腸造影検査
  • 大腸にバリウムと空気を注入して大腸を造影する検査です。腸全体の形や粘膜の状態がX線フィルムに撮影できます。肛門から大腸に造影剤を注入するため注腸ともいいます。肛門病変に注意しながら肛門からチューブを挿入し、造影剤を腸内に入れ、空気を入れます。大腸の粘膜すみずみまでバリウムが塗られるように、検査中、患者は撮影台の上で左右に体を回転し体位変換する必要があります。空気が入るため、腹部が張った感じがします。
    腸管の動きを抑制するため、副交感神経遮断剤を使用するときは、虚血性心疾患や緑内障、前立腺肥大症がある患者さんへの注意が必要です。
    前処置として腸内を洗浄するため前日は低残渣食(検査食)を摂るとともに下剤を使用します。
  • 大腸内視鏡検査
  • 肛門より自由に曲がる細長い内視鏡をいれ、直腸から盲腸まで大腸全体を肉眼的に観察する検査です(大腸ファイバー検査ともいう)。よりよい画像を得るため前処置として腸洗浄液や下剤を服用し、腸管内を空虚にする必要があります。挿入時に患者はけいれん様の不快感や痛みを感じることがありますから施設や医師によっては、検査前に鎮静剤などを投与します(セデーションといいます)。内視鏡には器具を通す孔が空いており、診断のために組織をつまんで生検したり、ポリープの切除など簡単な処置をその場で行うことができるのです。
  • MRI検査
  • 強い磁場のなかに入り、高周波のラジオを照射して、体の細胞にある水素原子の運動や濃度分布を反映した画像によって、診断するものです。
    症状が重く、エックス線や内視鏡検査を施行できない場合でも、エコーやCT、MRIでは腹腔内膿瘍の存在や腸管壁の肥厚度を調べることができます。
    小腸と小腸同士の癒着など、バリウム注腸検査では得られなかった検査所見も得られます 。
    また、腸管外合併症である関節炎や原発性硬化性胆管炎の診断にもMRIは使われます。
    CTと違い、エックス線を使用しないので被爆を回避できますし、造影剤の副作用も少ないといわれています。
  • CT検査
  • 人体を透過したX線をコンピュータで計算処理し輪切りにした断層写真を撮影する検査です。X線の吸収が多い、骨の部分は白く写り、吸収が少ない空気などの部分は黒く写ります。目的によっては、ヨード造影剤を使用してよりわかりやすく病変部を撮影します。クローン病では炎症の程度や範囲の診断を行うほか、瘻孔や膿瘍の診断にも役立ちます。
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