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8月20日(月)
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基本用語集

  • アミラーゼ(あみらーぜ)
  • デンプンを加水分解する酵素の総称。膵臓の腺房細胞や唾液腺で産生される。血清及び尿中のアミラーゼは膵疾患や流行性耳下腺炎などでも異常高値を示すことから、鑑別には膵特異性の高い膵型アミラーゼ(p-amylase)を測定します。
  • 高脂血症(こうしけつしょう)
  • 血清コレステロール及び、ないしはトリグリセリド値が増加した病態を高脂血症といい、先天的・遺伝的な原因による一次的なものと、甲状腺機能低下症やネフローゼ症候群などに続発したり治療薬剤の作用で発症する二次的なものがあります。高トリグリセリド血症は、急性膵炎発症の原因の一つで重症化しやすいタイプです。
  • 脂肪便(しぼうべん)steatorrhea
  • 膵外分泌不全によって、脂肪の消化吸収が不完全になると、白っぽい脂肪でギラギラした便が大量に排泄されます。水洗トイレの普及で見つかりやすくなりました。水洗トイレの油膜や便器の脂ぎった汚れは注意です。
  • 膵管(すいかん)
  • 膵臓内でつくられた膵液を十二指腸へ排出する導管システムで、木の枝と同じように多数の分枝膵管が合流して主膵管となります。膵体尾部では一本の主膵管は膵頭部で十二指腸ファーター乳頭に開口する主膵管(Wirsung管)と十二指腸副乳頭に開口する副膵管(Santorini管)の2本に別れます。膵液の主たる流れは通常、ファーター乳頭開口の主膵管です。ファーター乳頭は主膵管とともに総胆管が開口しており、オッディ(Oddi)括約筋で膵液および胆汁の流れが制御されています。
  • 膵酵素など(すいこうそ)
  • 膵外分泌組織としての腺房細胞はアミラーゼ、リパーゼ、トリプシン、キモトリプシン、エラスターゼなどの消化酵素を、膵管系の上皮細胞(導管細胞)は重炭酸塩及び水分を分泌します。膵内分泌組織としてのランゲルハンス島ではグルカゴン、インスリン、ソマトスタチン、膵ポリペプタイド(PP)といったペプチドホルモンを産生・分泌しています。膵炎によってこれらの組織が破壊され、再生できなければこれらを薬剤の形で補わなければなりません。
  • 膵小葉、膵腺房(すいしょうよう、すいせんぼう)
  • 膵臓の外分泌組織は多数の小葉からなる複合胞状腺で、この小葉は腺房細胞で構成されます。
  • 膵石(すいせき)
  • 主成分は炭酸カルシウム。形は球形、金米糖形、不整形など様々で、膵管内にできます。初期の段階ではレントゲンで陰性の蛋白栓(protein plug)であるが、Ca含有量が増加するとレントゲン陽性結石となります。腹部X線撮影、超音波検査、CT検査などで発見されます。膵石症はわが国では慢性膵炎確診例のうちでもアルコール性膵炎や特発性膵炎の70%程度で合併し、胆石症や急性膵炎後の慢性膵炎に合併することは少ないようです。
  • 膵嚢胞(すいのうほう)
  • 膵臓の内部又は周囲に嚢胞を形成する病態。急性膵炎や慢性膵炎の急性増悪でできる仮性嚢胞、膵管閉塞によって生じる停滞嚢胞などがありますが、腫瘍性嚢胞との鑑別が重要です。
  • 膵の線維化(すいのせんいか)
  • 繰り返される炎症によって正常な膵実質組織が破壊され、代わりに線維状のタンパク質の生成・置換の進行によって、膵臓が徐々に萎縮しながら硬くなっていきます。ひどい場合には、膵硬変とも呼ばれます。
  • ステント留置(すてんとりゅうち)
  • 直径2ミリほどの管(ステント)を経十二指腸乳頭的アプローチで内視鏡を使って狭くなった膵管に埋め込み、膵管を広げて膵液の排出をスムースにします。
  • セクレチン試験(せくれちんしけん)
  • 膵臓を刺激するセクレチンというホルモンをまず静脈内注射して、その後膵液を集めて、膵液の量やアミラーゼ(膵酵素の一つ)の分泌量などを調べます(試薬が作られなくなったため、現在行われていません)。
  • 体外衝撃波結石破砕術(EWSL)(たいがいしょうげきはけっせきはさいじゅつ)
  • 腎臓並びに上部尿管結石、胆石症や膵石症の治療法の一つで、皮膚切開を加えることなく体外より結石に衝撃波を当てて破壊・粉砕し、尿、胆汁や膵液と共に排泄させる方法。
  • ドレナージ
  • 人間の体液のうち、一部を排液として組織外や体外に誘導し排出することをいいます。膵炎で狭くなった膵管から膵液を体外に誘導し排出する処置や仮性嚢胞の中身を吸引する処置がこれに含まれます。
  • BT-PABA試験
  • 膵臓の消化酵素キモトリプシンで分解される試薬(BT-PABA)を飲んだ後、6時間尿を貯め、分解され尿中に出てきたPABAが何パーセントかを調べます。膵外分泌機能を判定する検査。(通称、PFD試験と呼ばれています)
  • 副甲状腺機能亢進症(ふくこうじょうせんきのうこうしんしょう)
  • 慢性膵炎を引き起こす疾病の一つ。副甲状腺ホルモン(PTH)過剰分泌が持続的に生じ、血中Ca濃度上昇をきたす病態。
  • 便中キモトリプシン活性測定(べんちゅうきもとりぷしんかっせいそくてい)
  • 便の一部を採取して、その中に含まれるキモトリプシン(膵酵素の1つ)の働きを調べる検査(試薬が作られなくなったため、現在行われていません)。
  • ランゲルハンス島(らんげるはんすとう)
  • 膵臓の実質内に島状に散在する内分泌組織で、ラ氏島あるいは膵島とも呼ばれます。成人で20~180万個あるといわれ、特に膵尾部に多くあります。
  • リパーゼ
  • アシルグリセロールのエステル結合を水解(加水分解=水による分解反応)する酵素の総称で、食事中の中性脂肪を分解する主役の膵酵素です。アミラーゼ、プロテアーゼに比してリパーゼは酸に弱く、膵液中アルカリ分泌障害の慢性膵炎ではリパーゼ活性の低下が最も早く臨床症状として顕性化する特徴があります。動物の各種臓器、植物、カビ、細菌など広く自然界に分布し、いろいろな生理機能に関与しています。そのうち膵リパーゼは脂肪の消化・吸収に重要な役割を果たしています。
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